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Text File  |  1994-01-24  |  14KB  |  288 lines

  1. --------------------------------------------------------------------------
  2.  
  3.                     LHA for Macintosh Version 2.13
  4.            Copyright (C) 1989 - 1994  Kazuaki Ishizaki(石崎 一明)
  5.  
  6. --------------------------------------------------------------------------
  7.  
  8.  
  9. 1.使い方
  10.  1.アプリケーションの起動の仕方
  11.   A.アプリケーションから起動する場合
  12.     MacLHA 2.13というアイコンをダブルクリックして下さい。
  13.     すると、LHAが起動します。
  14.   B.ドキュメントを選択して起動する場合
  15.     LHAの書庫のアイコン(象がディスクをふんづけている)をダブル
  16.     クリックして下さい。アプリケーションが起動します。この場合、
  17.     自動的に書庫が選択されますので、3の書庫の操作へ進んでください。
  18.     なお、この際にSHIFTキーを押していると、自動的に解凍
  19.     (復元して取りだし)をはじめます。
  20.   C.ドキュメントまたはフォルダをDrag&Dropして起動する場合
  21.     (System 7以降のみ)
  22.     LHAの書庫のアイコンを、MacLHA 2.13というアイコンのうえに重ねて
  23.     下さい。アプリケーションが起動します。この場合、自動的に
  24.     書庫が選択されますので、3の書庫の操作へ進んでください。
  25.     なお、この際にSHIFTキーを押していると、自動的に解凍
  26.     (復元して取りだし)をはじめます。
  27.  
  28.  2.書庫の選択
  29.   A.新たに作成する場合
  30.     メニューバーのFILEから、NewArchiveを選びます。すると、
  31.     'NewArchive.lzh'という名前の空の書庫のファイルの一覧表が
  32.     出てきます。
  33.   B.すでに作成された書庫を選択する場合
  34.     メニューバーのFILEから、OpenArchiveを選びます。すると、
  35.     オープンダイアログが出てきますので、書庫を選択してダブルクリック
  36.     するか、Openボタンをクリックしてください。
  37.  
  38.  3.書庫の操作
  39.   A.解凍(復元して取り出し)
  40.     選択した書庫内のファイルの一覧表が出てきます。ここで、解凍
  41.     (復元して取り出)したいファイル名を指定してください。
  42.     指定の仕方は、解凍(復元して取り出)したいファイル名を
  43.     クリックするだけです。連続する複数のファイルの指定はシフトキーを
  44.     押しながらマウスでファイル名をドラッグすることでできます。
  45.     解凍(復元して取り出)したいファイル名を指定したら、
  46.     extractボタンをクリックしてください。解凍(復元して取り出し)を
  47.     開始します。カーソルの形が矢印からビーチボールに変わります。
  48.     しばらくするとセーブダイアログが出て、セーブするファイル名を
  49.     聞いてきます。ファイル名を指定してreturnキーを押すか、
  50.     Saveボタンをクリックすると、ファイルを1つ解凍します。ここで、
  51.     Save Allボタンをクリックすると、それ以降の全てのファイルを
  52.     解凍します。また、Doneボタンをクリックすると、次のファイルの
  53.     解凍にスキップします。解凍状況を示す棒グラフが右端まで延びた後に、
  54.     Alert Soundが鳴ると解凍(復元して取り出し)終了です。また、
  55.     解凍状況を示すウィンドのCancelボタンをクリックしますと、
  56.     解凍(復元して取り出し)を中止します。
  57.  
  58.     このとき、解凍先のフォルダに同じ名前のファイルがあると、どのように
  59.     処理を続行するかを尋ねるダイアログがでます。
  60.     Smart Replaceを選ぶと、存在するファイルのうち、日付が古いものを
  61.     解凍して置き換えます。
  62.     Replaceを選ぶと、存在する全てのファイルを置き換えます。
  63.     Queryを選ぶとセーブダイアログが出て、セーブするファイル名を聞いて
  64.     きます。
  65.     Cancelを選ぶと解凍を中止します。
  66.  
  67.   B.凍結(圧縮)
  68.     選択した書庫内のファイルの一覧表が出てきます。ここで、addボタンを
  69.     クリックしてください。すると、オープンダイアログが出ますので、
  70.     格納したいファイルを選択してダブルクリックするか、OKボタンを
  71.     クリックしてください。このようにして、凍結(圧縮)したい
  72.     ファイルを全て指定してください。
  73.     全て指定し終ったら、saveボタンをクリックしてください。
  74.     セーブダイアログが出てきます。そこで、アーカイブファイルを
  75.     セーブするフォルダを選択し、書庫(アーカイブファイル)名を指定して
  76.     returnキーを押すか、Saveボタンをマウスでクリックしてください。
  77.     カーソルの形が矢印からビーチボールに変わり、凍結(圧縮)を
  78.     開始します。
  79.     凍結状況を示す棒グラフが右端まで延びた後に、Alert Soundが鳴ると
  80.     凍結(圧縮)終了です。また、凍結状況を示すウィンドの
  81.     Cancelボタンをクリックしますと、凍結(圧縮)を中止します。
  82.  
  83.   C.削除
  84.     選択した書庫内のファイルの一覧表が出てきます。ここで、削除
  85.     したいファイル名を指定してください。指定の仕方は、削除したい
  86.     ファイル名をクリックするだけです。連続する複数のファイルの指定は
  87.     マウスでファイル名をドラッグすることでできます。こうして、削除
  88.     したいファイル名を指定したら、deleteボタンをクリックして
  89.     ください。ファイルの一覧表から指定したファイルの表示が消えます。
  90.  
  91.     全て指定し終ったら、saveボタンをクリックしてください。
  92.     カーソルの形が矢印からビーチボールに変わり、削除を開始します。
  93.     処理状況を示す棒グラフが右端まで延びた後に、Alert Soundが鳴ると
  94.     削除終了です。また、処理状況を示すウィンドの
  95.     Cancelボタンをクリックしますと、削除を中止します。
  96.  
  97.   なお、凍結(圧縮)するファイルと削除するファイルを同時に指定してから
  98.   まとめて、saveボタンをクリックすることもできます。
  99.  
  100.   D.確認
  101.     選択した書庫内のファイルの一覧表が出てきます。ここで、確認したい
  102.     したいファイル名を指定してください。指定の仕方は、確認したい
  103.     ファイル名をクリックするだけです。連続する複数のファイルの指定は
  104.     シフトキーを押しながらマウスでファイル名をドラッグすることで
  105.     できます。確認したいファイル名を指定したら、validateボタンを
  106.     クリックしてください。確認を開始します。カーソルの形が矢印から
  107.     ビーチボールに変わります。解凍状況を示す棒グラフが右端まで
  108.     延びた後に、Alert Soundが鳴ると、選択したファイルは正常です。
  109.     もし、Alertがでた場合には、残念ながら選択したファイルが壊れて
  110.     います。
  111.  
  112.  4.LHAを終了する場合
  113.    メニューバーのFILEから、Quitを選びます。すると、LHAを終了します。
  114.  
  115.  5.LHA内から他のアプリケーションを起動する場合
  116.    メニューバーのFILEから、Transferを選びます。すると、
  117.    オープンダイアログが出てきますので、起動したいアプリケーションを
  118.    選択してダブルクリックするか、Openボタンをクリックしてください。
  119.    すると、Finderから起動している場合はLHAを終了し指定した
  120.    アプリケーションへ実行が移ります。また、MultiFinderから起動して
  121.    いる場合はLHAを終了せずに指定したアプリケーションへ実行が移ります。
  122.  
  123.  6.オプションについて
  124.   A.BackGround Onについて
  125.     メニューバーのOptionsのうち、BackGround OnはMultiFinderを
  126.     使用中の時のみ有効なmenu itemです。MultiFinderを使用の時、
  127.     起動時にはこのitemはOFFです。
  128.     BackGround OnがONの場合、圧縮・解凍中に他のApplicationを
  129.     ForeGroundに持ってきて、そのBackGroundでLHAを走らせて圧縮・解凍を
  130.     行なうことができます。しかし、このitemがONの場合、速度が
  131.     遅くなります。
  132.     BackGround OnがOFFの場合は、LHAを他のApplicationのBackGroundと
  133.     して走らせることはできません。しかし、このitemがONの場合より、
  134.     実行速度は若干早くなります。
  135.  
  136.   B.Show Typeについて
  137.     メニューバーのOptionsのうち、Show Typeは、書庫に格納するファイル
  138.     タイプの指定を、表示させるかどうかを指定するものです。起動時には
  139.     このitemはOFFです。
  140.     このItemを選択すると、書庫内のファイルの一覧表の下側に1つの
  141.     チェックボタンと、9つのラジオボタンが表われます。
  142.     それぞれ、MacBinary、Path、Header、typeに分けられています。
  143.     冷凍時の設定のデフォルトは、MacBinaryがON、Pathはpartial、
  144.     Headerはlevel 1、typeはLHAとなっています。
  145.     これに関する説明を以下でします。
  146.  
  147.    B−1.MacBinaryについて
  148.     MacBinaryは、書庫に格納するファイルのtypeを指定するものです。
  149.     MacBinaryは、ファイルの先頭に128byteのヘッダがつきますが
  150.     Data ForkとResource Forkの両方を保存して書庫に格納します。
  151.     普段はこちらを使っていただけば問題ないと思います。但し、
  152.     ファイルの先頭にヘッダがつきますので、MS-DOS版等のLHAと
  153.     データを交換する場合は注意が必要です。
  154.     Normal typeはMacBinaryの様にファイルの先頭にヘッダをつけません。
  155.     その代りData ForkまたはResource Forkのどちらかのデータしか書庫に
  156.     格納しません。ファイルにData Fork、Resource Forkのどちらか
  157.     一方しか存在しない場合にはそれぞれのデータが格納されます。
  158.     また、ファイルに両方のForkが存在する場合にはData Forkのデータが
  159.     書庫に格納されます。
  160.  
  161.    B−2.Pathについて
  162.     Pathは書庫にファイルを出し入れする時のファイル名の形式を
  163.     決めます。
  164.     Pathは、non path, partial path, full pathの3種類を選択できます。
  165.     以下、"/THINK C/Mac Libraries/MacTraps"というファイルを例に取って
  166.     説明します(/はフォルダの区切り文字)。
  167.     まず、解凍時の動作から説明します。
  168.     non pathが指定されているときには、MacTrapsというファイル名で
  169.     指定されたディレクトリにファイルを解凍します。partial path, 
  170.     full pathが指定されているときには、
  171.     "THINK C/Mac Libraries/MacTraps"とフォルダ名つきで指定された
  172.     ディレクトリにファイルを解凍します。
  173.     次に、凍結時の動作です。
  174.     non pathが指定されているときには、MacTrapsというファイル名のみを
  175.     書庫内に格納します。partial pathが指定されているときには、
  176.     ファイルを選択した場合にはMacTrapsというファイル名のみを
  177.     書庫内に格納します。また、"/THINK C"というフォルダを選択した
  178.     場合には"THINK C/Mac Libraries/MacTraps"とフォルダ名つきで書庫内に
  179.     格納します。full pathが指定されているときには、
  180.     "/THINK C/Mac Libraries/MacTraps"とフォルダ名つきで書庫内に
  181.     格納します。
  182.  
  183.    B−3.Headerについて
  184.     typeは書庫に格納されるファイル情報の形式を決めます。Headerは、
  185.     level 0, level 1, level 2の3種類を選択できます。
  186.     typeがLHarcの時は、強制的にlevel 0が選ばれます。
  187.  
  188.    B−4.typeについて
  189.     typeは書庫に格納されるファイル情報の形式を決めます。typeは、
  190.     LHarc, LHA, noneの3種類を選択できます。
  191.     LHarcでは、圧縮方法として-lh1-を選択します。LHAでは、圧縮方法と
  192.     して-lh4-, -lh5-を選択します。noneでは、圧縮を行いません。
  193.     解凍時に、typeによって解凍できる書庫が制限されることはありません。
  194.  
  195.     書庫内のファイルの一覧表内で、どのファイルも選択されていないとき
  196.     は、次に冷凍するファイルタイプの指定を行なうことが出来ます。
  197.     また、書庫内のファイルの一覧表内で、ファイルを選択した場合には、
  198.     選択されたファイルのタイプを示しています。
  199.  
  200.   C.Folder Info. visibleについて
  201.     書庫に格納されるファイル形式のなかに、ディレクトリを表わす特別な
  202.     ファイル形式(-lhd-)があります。このオプションが指定されていない
  203.     ときには、ディレクトリのためのファイル形式は表示されません。
  204.     デフォルトでは、表示されないようになっています。
  205.  
  206.   D.No beep when finishedについて
  207.     解凍、冷凍が終了したことを知らせるBeepを、鳴らさなくするオプション
  208.     です。
  209.     デフォルトでは、終了時にBeepが鳴る設定になっています。。
  210.  
  211.   E.CR/LF -> CR Convertについて
  212.     non MacBinaryファイルについて、LF または CR+LF のコードを CR に
  213.     変換するオプションです。
  214.     デフォルトでは、変換を行わない設定になっています。。
  215.  
  216.   なお、オプションのうちA、B、C、Dについては終了時に設定を
  217.   preferenceファイルに保存します。したがって、次回からはその設定が有効に
  218.   なります。
  219.  
  220.  
  221. 2.互換性
  222.    各機種用のLHA、LHarc、またはLArcで作成されたアーカイブファイルと
  223.    互換性があります。
  224.    また、他のLHarcで作成したアーカイブファイル中に、サブディレクトリ
  225.    指定が含まれているものは、Mac版LHAでは正常に解凍できないことが
  226.    あります。
  227.  
  228.  
  229. 3.前バージョン(MacLHA 2.12)からの変更点
  230.    ・Drag&Dropしたときに、爆弾がでるのを修正。
  231.    ・MacBinaryでTEXTのときにも、改行コード変換を行う。
  232.    ・System 7で、Transferの際アプリケーションを選ぶときにCancel
  233.     できなかったのを修正。
  234.      ・経過表示のDialogの棒グラフの表示を修正。
  235.    ・Symantec C++ (Think C 6.0)でコンパイル。
  236.  
  237. 4.注意・制限事項など
  238.    MacLHA 2.11で冷凍されたファイルは、正常に解凍できないことがあります。
  239.    LHarc 0.32までは、Data ForkかResource Forkのどちらかが100KBを超え、
  240.   かつData/Resource Forkの両方を持つファイルを解凍した場合、解凍された
  241.   ファイルが正常なものではありませんでした。そのような場合、書庫ファイル
  242.   は正常ですので、もう一度LHarc 0.33以降/LHAで解凍し直してください。
  243.    また、LHarc 0.40(a or b?)で冷凍されたファイルは、正常ではありません
  244.   ので他のバージョンのLHarc/LHAで冷凍し直して下さい。
  245.    なお、このプログラムはHFS下でのみ動作します。
  246.  
  247. 5.再配布について
  248.   以下の条件で、再配布、転載は自由で、また制限をしません。
  249.  
  250.   1. 著作権表示を変更しないこと。
  251.   2. 配布の際に存在する内容(すなわちオブジェクト、ドキュメントなど)
  252.     が再配布されたものの中に必ず存在すること。その内容が改変されて
  253.     いるならば、それを明示したドキュメントを用意すること。
  254.   3.  最新版の配布に務めること(義務はない)。
  255.   4.  このプログラムの存在や使用したことによって生じた損害は全く保
  256.     証しない。
  257.   5.  作者は、このプログラムに不備があっても、それを訂正する義務を
  258.     負わない。
  259.   6.  商利用に関しては、上記の条件に加え、下記の条件のもとにこれを
  260.     認める。
  261.     a.  このプログラムをメインとする商利用は禁止する。
  262.     b. LHAを含む商品の全てのファイルにプロテクトを施さないこと。
  263.     c.  商利用の相手がこのプログラムの使用者として不適切と判断し
  264.       た場合には配布しない。
  265.     d.  商品のパッケージ、マニュアル、ディスクラベルのいずれかに
  266.       著作権表示とこの再配布の条件を明示すること。
  267.  
  268.  
  269. 6.最後に
  270.    このプログラムは、Symantec C++ (Think C 6.0.1)でコンパイルされています。
  271.  
  272.    LZHUF法の基礎となったLZARI法を発表してくださった
  273.    奥村晴彦さん。それをNiftyに紹介してくださり、またLArcの
  274.    作者でもある三木和彦さん。そして、LZHUF法を発表してくださり
  275.    LHarc/LHAの作者である吉崎栄泰さんに感謝致します。
  276.    また、このプログラムを作る際にアドバイス・バグレポートを頂いた
  277.    多くの方々に感謝致します。
  278.    なお、このプログラムではASLFont+の使用が可能になっています。
  279.    その使用に際して、許諾をいただいたhiroo(日経MIX)さんに
  280.    感謝致します。
  281.  
  282.  
  283. 7.連絡先
  284.                   k.ishi@N-MIX
  285.                   PDE00013@NIFTY
  286.                   74340,13@CompuServe
  287.                   ishiz@muraoka.info.waseda.ac.jp
  288.